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院長の月刊コラム(2021年3月)ワクチン接種はカメの歩み

 この1ヶ月、日本のワクチン接種に目立った進展はありません。明るい見通しを示すような情報も入ってきません。接種を行なう側の我々ですらそんな状況ですから、皆さんもイライラしている事でしょう。歩みが遅い最大の原因は、ワクチン供給です。少なくとも当面は、圧倒的な品不足状態が続きそうです。5月に入れば供給量は増える予定と言いながらも、具体的な数字は明言されていません。ワクチンの製造が主に欧州で行われていて、その欧州が感染拡大に苦しんでいる現状では、輸出を抑えて自分達に使おうという意識が働くのも当然と言えば当然です。ワクチン確保に、ここまで手間取るとは予想外でした。それでも、高値であっても買い付けられる日本は、まだ恵まれている方なのかもしれませんが...。

 ワクチン接種の実施は、市町村の責任とされています。何時どれだけ入ってくるか判らない上に極めて扱いがデリケートなワクチンですから、担当者の苦労は相当なものだと理解しています。理解はした上で、高松市が公表しているワクチン接種スケジュールについて、敢えて私なりに判断した確からしさを(A:ほぼ確実)・(B:おそらく大丈夫)・(C:まだまだ流動的)の3ランクで評価してみました。

1. 高齢者の接種開始は4月19日の週から(C)

2. まず75歳以上(昭和22年4月1日以前生まれ)の人から(A)

3. 接種券の発送は75歳以上が3月31日から、65〜74歳は4月下旬から(B)

4. 当面はクリニックなど市内225ヶ所の個別接種のみ(A)

5. 集団接種は市内13ヶ所で行い、場所は決定済みだが日程は未定(A)

6. 4月のワクチン供給は、1施設あたり1週間に1バイアル(5ないし6人分)(C)

7. 接種券があれば接種は日本全国どこでも可能(B)

8. 持病は本人の申告があれば証明書などは不要(B)

 1と6がCランクなのは、高齢者よりも先行される筈だった医療者向け接種がまだ全く進んでいない為です。高松市では、COVID-19の入院患者を受け入れている基幹病院2つでしか接種は行われていません。当然ですが私も接種を受けていませんし、予定すら立っていません。さらに歯科や薬局で働く医療従事者は接種してもらう医療機関を決めねばならないのですが、その接種希望先の調査票が19日にようやく届き始めたのだそうです。今から希望を聞いて取りまとめて調整して接種を依頼してワクチンの手配をして、実施は何時の事になるのでしょうか。

 今回唯一の確定事項は、私のクリニックが個別接種会場になったという事です。次回には、ワクチン接種の施行談と体験談が出来る事を願っています。そして私がワクチン接種を受ける前には抗体検査も受けて、自分が行ってきた感染予防対策が有効であったかどうかを検証しておきたいと思っています。

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